還付金詐欺に注意!!

~還付金詐欺について~


みなさんは「還付金詐欺」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この手の詐欺は、10年ほど前から被害の事例が報道されるようになりましたが
現在も一定数の被害が報告されていますので、今回ご紹介したいと思います。

○ 還付金詐欺の主な手口


犯人は”自治体(県や市区町村)”・”税務署”・”年金事務所”
などの様々な機関の職員を名乗り
医療費・税金・保険料・年金などの未払い金が存在すると謳い
還付手続きのため電話でATMへ案内し、受け取る操作をさせると見せかけて
実際は他の口座への振込を行わさせるというのが主な手口です。


突然電話を掛けてくるケースもありますが
今は被害者を信用させるため、事前に文章を送付したり
実際に文章を送付しなかったとしても
「以前、青色の封筒を送ったが、返信がないので電話しました」
などと、被害者が封筒を見落としているような口ぶりで、話をしてくるケースがあります。


被害者を信用させた上で、急がなければ還付金が受け取れなくなることを強調し
被害者を焦らせ、携帯電話を持ってATMに行くよう指示してきます。


ATMまで案内させると犯人は、
「操作方法を説明するので、私が言ったとおりにボタンを押して下さい」
などと、犯人の指示するとおりに操作をするよう強調した上で
「『お振込』というボタンを押して下さい」
「入力が終わったら、画面右下の『確認』ボタンを押して下さい」
などと受け取り操作ではなく、他口座への振込操作を
指示し、お金をだまし取るのが手口です。


また別のケースとして、ATMまで案内した上で
「先ほど還付金を振り込んだが、入金されてるか確認してほしい」
と言い、振り込まれていないことを確認させた上で
「間違えがない事を確認したい」と、口座の残額を聞き出し
その後、「振込エラーが起きており、一度取引実績を残せば
解除されるので、指定額を振り込んでほしい」などと言葉巧みに
説明し、振り込ませる手口もあるようです。

○ 対策方法


・ATMでは還付金を受け取れないことを認識しておく
・携帯を持ってATMへと言われたら還付金詐欺
・「還付金があるのでATMへ」と言われたら、家族、警察、身近の人に相談する
・電話帳などで自分で電話番号を確認して関係機関に問い合わせる


いかがでしょうか。
冷静になって考えると、「そんなわけがない」とわかるはずですが
電話口で、言葉巧みに焦らされると判断力が鈍るものです。
特に、身近に相談する相手がいない方なら尚更だと思います。


繰り返しになりますが
還付金をATMで返還することは絶対にありません。
「携帯電話」を持って「ATM」へと言われたら還付金詐欺です。
警視庁のHPにも還付金詐欺について紹介されていますので
ご参照ください。

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情報発信源:警視庁 生活安全総務課 生活安全対策第三係

www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/tokushu/phone/kanpu.html

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