貴金属などの「押し買い」に注意!!

~今、流行っている貴金属の「押し買い」~


最近、当サービスのお客様からのヒアリングの際に
貴金属などの「押し買い」に関する話をよく聞くようになりました。
今回のブログでは、注意喚起の意味も含めて、
この「押し買い」の手口や対処法についてご紹介したいと思います。

○ 押し買いの手口とは


最近、リサイクル業者などを装って
事前に「不用品の回収をします」と電話をして自宅に訪問し
実際は不用品ではなく、高価な貴金属やアクセサリーなど
をターゲットにして、価値のあるものを
二束三文の値段で強引に買い取るという被害が多くなっています。


この商法の特徴として、飛び込み営業ではなく
確認できたケース全てが電話営業からとなっています。
その為、「不用品はございませんか?」などの営業電話は要注意です。


被害は一人暮らしの女性や、60代以上の高齢者に多く
強い口調や態度で、脅かすように売却を迫ってくるので
なかなか帰らない業者に根負けして
売りたくない貴金属などを手放してしまった、というケースが多く聞きます。


高齢者は、若者とは違い
スマホやPCなどの電子機器に疎く
相場を調べたりする手段に乏しいため、被害に遭いやすい傾向にあるのです。


また悪質業者の手口も巧妙で
訪問前の事前連絡の際には女性の声で安心させておきながら
実際にお家に訪れるのは、男性だったといったようなこともあります。

○ 被害にあわないためには


不用品回収と言いながら、本当の目的は、貴金属等の高価な物です。
その為、一度家の中に入れてしまったら
相手は何かしらの成果が出るまで居座ろうとしますので
追い返すのは困難と言えるでしょう。
被害に遭わないようにするには、業者からの事前連絡の段階で
キッパリと断り、訪問自体させないことが大切です。

○ もしも被害に遭ってしまったら


業者と連絡が取れる場合は、クーリングオフ要求しましょう。
以前は、押し買い(訪問買取)でクーリングオフ制度を利用することが出来ませんでしたが
流行に伴い、政府は2012年に特定商取引法の改正を行い
押し買いにもクーリングオフが適用出来るようになりました。


もし、業者がクーリングオフを渋ったり、連絡自体つながらない場合には
警察、消費者センターに相談するようにしましょう。
被害者の多くの方は自分にも責任があると感じ
誰にも相談せず自分で解決しようとする方が多いようです。

○ 今すぐできる対策として


いかがでしたでしょうか。
被害にあわないまでも、不用品回収を謳った電話に
身に覚えのある方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
不要なサービスの誘いの電話があったら、その時点できっぱりと断る。
それが「押し買い」に対する、一番効果的な方法だと思います。


もし実際に、不用品回収をご所望の場合は
当サービスの定期連絡時などに、ご相談頂ければ
ご自宅に近く、安心できるリサイクル業者を
お調べしてご紹介致しますので、ぜひご相談ください。

【外部リンク】
消費生活センターでも、押し買い(訪問買取)について情報を発信しています。
http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2017_26.html
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